モミモミする動作

猫を飼っていれば、猫が両手をグーパーとしながら交互に足踏みしているような動作を見たことがあると思います。
これは猫のまったくポピュラーな習性です。
子猫から大人の猫まで多くの猫が行う習性です。
一般的にはおすわりの姿勢で行いますが、中には寝ころびながらする猫もいます。
手をグーパーとして押しつけているときには、猫は爪を立てているので人間の肌に直接されるととっても痛いです。
このモミモミする動作はいつするのか。
多くの猫の場合は眠る前に寝る場所でします。
自分用のベッドの中で布団や布などをかじりながらする子もいます。
もう少しで眠りそうなとき、眠そうな顔つきでしていることが多いと思います。
飼い主の膝に抱っこされて眠く変わるとそこで飼い主の足をモミモミすることもありますし、飼い主が寝ている布団の中に入ってきてお腹をモミモミすることもあります。
このように猫がモミモミする習性は、子猫のころのなごりによるものなのです。
子猫が母猫からおっぱいを買うときに、子猫はおっぱいがたくさん生じるように両手を通じておっぱいを押して乳腺を刺激しながら呑むのです。
ですから幾らか眠たい状態で飼い主に甘えたい時折モミモミとするのです。
また毛布や飼い主の髪の毛など母猫の感触を思い起こすようなものを触った時にもするそうです。
このときの猫は一番リラックスしていて幸せな気分を味わっているときだと言えます。
中にはモミモミしながらのどをゴロゴロ言わせている猫もいます。
これは完全に子猫のころを思い出して、おっぱいを吸っていたころの自分に戻っている状態なのです。

あくび

    
猫はよくあくびをする習性があります。
猫を眺めていると、あくびをしたり伸びをしたりしている姿をよく見かけます。
傍目には気持ちよさそうに眠っているなと思いますが、正に猫の気持ちは違うのです。
猫にはあくびや体を引き伸ばすことで眠っている頭を覚ます習性があるのです。
よく寝入る習性のある猫ですが、眠っているところを邪魔されるとよくあくびをしたり体を伸ばしたりします。
これは猫が怒っているときなのです。
気持ちよく眠っていたのに、邪魔されたために気分を落ち着かせようとして行なうことなのです。
つまり猫の気持ちとしては、「邪魔だから少なくどこかに行ってくれ」と行っているわけです。
退屈そうに見えるからといってこのときの猫にちょっかいをかけてしまうと嫌がられると思います。
基本的に猫は孤独、単独でいることを望む生きものです。
いかに普段甘えて現れる猫もひとりになりたいときはあるものです。
このようなときの時折できる限りそっとしておいてあげて下さい。
中にはとっても猫が退屈を通しているときもありますが、その違いを見極めるのは難しいところです。
但しずっと一緒にいてその猫を見ていればそのうちわかってくると思います。
再び猫のあくびにはグングン大切な意味があるのです。
眠りから覚めて猫が大あくびを通しているときがあると思います。
寝ているとき猫の呼吸数は減っていて体内に取りこむ酸素量がどうしても乏しい状態ですから起きたところ大量の酸素を取り入れようと大あくびをするのです。
寝起きの猫は脳に酸素がいきわたっていないのでボーっとした状態になっています。
このとき敵に襲われたり、獲ものがやってきたりしても一気に反応することができません。
そのため起きたら一気に脳が動くように大あくびであっという間に酸素を脳に届けるのです。

寝相

    
昔から猫は丸まって眠ると歌でも歌われています。
また背中を丸めることを「猫背」と言われるように、通常猫は背中を丸めて寝入る習性があります。
但し猫は他にも色んな姿で眠る習性があるのです。
猫が丸くなって寝ているというのは、本当は寒いときなのです。
頭と足をお腹につけて丸くなった状態で眠れば体温が外に出て行くのを防ぐことができるためこの姿勢を保っています。
しっぽの長い猫の場合は、しっぽも体に巻き付けていわゆるマフラー代わりにして丸まって寝ます。
猫は寒がりな生きものそれで、人間が寒いとさほど感じないようなときでも15℃以下の気温として既に丸まって寝ます。
但し気温がしばし高くなってくると、猫の丸まった体もちょっとゆるんできます。
そうして暑い時季になってくると今度は体を伸ばしてダラーっとした状態で横たえて眠るようになります。
ですから猫の寝姿をみれば今日が寒いのか暑いのか気温がわかるというものです。
家の中にいる猫の場合は、気温がある程度安定しているため、スキ勝手な姿で寝ています。
仰向けでお腹を丸出しにして寝ていることもあります。
猫がお腹を出して寝ているということは思い切りリラックス状態にあるということです。
野生の猫は基本的にお腹を見せずに寝る習性があります。
なぜならばお腹はやわらかくて一番無防備なところなので、その状態で外敵に襲われたらやられてしまうからです。
仰向けで眠るということはとても危険なことなのです。
ですから外に出した時折猫はそんなに仰向けで寝ることはありません。
室内においても来客がある場合など猫が緊張していると仰向けに寝入ることはしません。
猫の寝相をみれば、気温も頷けるし、猫の精神状態も押さえるのです。