急増する冷凍食品市場

ふとした食事、お弁当の具…世の男性にはどうしても知る機会がありませんが、こういったものを創るのは非常に大変だったりします。
料理というものは基本的に数人前を作る事が前提となっており、レシピも、材料も、調理器具も、少量の食事を作ることには向いておらず、下手をしたら3~4人前の料理を決めるより、1人前のおかずを仕立てる方が手間が掛かってしまいます。
従って、更に弁当に混ぜる少しのおかずを取ることは、効率としては二度とよくないのです。
かといって、ある程度の量を出し、それを夕食に回す…ということをすれば、昼間に食べたものをまた夜に採り入れるのはイヤだ、と言われる始末。
そんな意味では、お昼、それもお弁当のおかずというのは、世の主婦にとって天敵ともいえる存在なのです。
あんな主婦の人泣かせを、経ちどころに解決してくれる存在。
それが、冷凍食品です。
冷凍食品が世に出てかなりの年月が経過しましたが、その市場は年々増加傾向にあります。
近年まずは、局でそのクオリティの高さ、味の良さ、質の高さが紹介されることも増えてあり、冷凍食品に抵抗があった世代の方々も、かなりの割合でその実情、何より無事と味に関して、先入観を取り除いて判断出来るようになってきているのではないでしょうか。
冷凍食品が大きい人気を集める大きな理由は、数少ない量のおかずを簡単に用意出来る点ですが、それだけがウリではありません。
再び、冷凍食品の技術がどれだけ進歩しているか、細かく見ていきましょう。
●テーマ
急増する冷凍食品市場
冷凍食品の定義とは
冷凍食品の歴史
衛生面の問題
風味と栄養価の保存
おかずのバリエーションが豊かに
コストパフォーマンスが良い
進化を積み重ねる冷凍食品の味と味覚
冷凍食品購入時のポイント
冷凍食品の持ち帰り、保存ときの注意
冷凍食品使用ときの注意
収量の多い冷凍食品はどれ
収量の少ない品目は
人気の冷凍食品は
冷凍食品で見極める男性と女性の違い
冷凍食品を製造会社で選ぶ
ニチレイ
ニチレイの人気商品
味の素冷凍食品
味の素冷凍食品の人気商品
加ト吉(テーブルマーク)
加ト吉の人気商品
ニッスイ
ニッスイの人気商品
日清食品
日清食品の人気商品
アクリフーズ
アクリフーズの人気商品
マルハニチロ食品
マルハニチロ食品の人気商品
 

冷凍食品の定義とは

そもそも、冷凍食品とはいかなる商品をさすのか。
基本的には、多くの人が「冷凍食品コーナーに売っている商品」という認識なのではないでしょうか。
もちろんそれは間違いではありませんが、定義という意味では、チラチラ傾向が異なります。
冷凍食品には、冷凍食品として認められるための要素がいくつかあるのです。
では、それを紹介していきましょう。
冷凍食品の定義は、本当はひとつではなく、様々な基準、法律が存在しています。
そのため、おしなべて「これを遵守しているから冷凍食品」「これを守ってないから冷凍食品ではない」とはいえない面もあります。
ただ、その中にあって、世界共通の定義も存在します。
それを満たしている商品は、間違いなく「冷凍食品」のカテゴリー内に入ると考えて良いでしょう。
一層、「下処理がなされている」という点。
可食部分のみを使用し、それ以外を処理しているということです。
魚であれば、内臓を取り出していたり、頭や骨を取っていたりしている、といった形になります。
次に、「急速冷凍がなされている」という点。
食品は急速冷凍をしないと、組織が壊れたり、変質したりして食材が劣化します。
そのため、短時間で「最大氷結晶生成温度帯」と呼ばれるマイナス1~5度の冷凍処理が行われている商品が、冷凍食品として買取るのです。
三つ目は「品温がマイナス18℃以下に保たれている」という点です。
これによって、ほとんどの食材において1年以上当初の品質がもっぱら保たれると言われています。
最後に、「適切な包装がなされている」ということも挙げられます。
これは、商品として当然のことですね。
 

冷凍食品の歴史

今でこそ、当たり前のようにスーパーやコンビニに陳列され、食卓に並んだり、お弁当箱の中に入れられたりするようになった冷凍食品。
この技術が確立なるまでには、適切時間が掛かりました。
冷凍食品の歴史を読み解くと、ほとんど「ジャム」という食材が一番最初に出てきます。
ジャムはよく日保ちせず、カビが生え易い食品として有名です。
そういったジャムに加工するイチゴを、出来るだけ新鮮に郵送したいというリクエストがアメリカにおいて出来上がり、それを冷凍という技術で満たすのが、冷凍食品のそもそもの始まりと言われています。
これは1900年代初頭のことでした。
以降、食品を冷凍保存するという概念は急速に行き渡り、主に郵送のための技術として取り入れられました。
一般家庭に冷凍した食品が広まったのは、1920年代のことです。
この時期に、冷凍機能を有した冷蔵庫が普及しはじめたのが大きな要因です。
日本では、その10年後くらいに冷凍食品の始祖ともいえる冷凍フルーツが普及しはじめました。
その時代の日本において、冷凍食品の技術は果ものを保存するためのものだったのです。
その後、冷凍食品の普及はよく進まず、本格的に一般家庭に「冷凍した食品」が広まったのは、1960年代と言われています。
高度成長期にあたるこの時期、テレビが普及し、食生活も豊かになってきたこと、ひいては様々な価値観が生まれたことで、冷凍食品に対する関心も高まっていきました。
この頃は単に「冷凍みかん」がブームとなり、多くの人が冷凍された食品に対して好意的な印象を抱いていたようです。
以降、東京オリンピックを機に、電子レンジの誕生、普及、オーブンレンジの誕生など、冷凍食品に有利な環境が整い、その存在は完全に人並みとなったのです。
 

衛生面の問題

1990年代になると、あっという間に冷凍食品の幅が広まって来る。
元々は「冷凍することで保存が出来る」という概念から生まれた技術なので、保存というメリットを前面に打ち出した技術として人気を博しました。
何より、大量に食品を保持しておく必要があるレストランや喫茶店において、各食材、クリームやケーキ類、あるいはピザ、グラタン等といった日保ち断ち切る食品を冷凍し、流通するという「業務用冷凍食品」は多くの利用者を生み出し、冷凍食品という技術は、食品市場において欠かせないものとなっていきました。
もっと、技術の圧倒的な進歩によって、それまでにはあり得なかった「揚げもの」や「焼き魚」「肉類」などの食品も冷凍食品として生み出され、お弁当のおかずとしての市民権を得ていったのです。
その一方、根強い疑惑が残されていたことも、事実としてありました。
食材を冷凍したからといって、正しく品質が保存出来るのか…という疑念は、割り方短く払拭できたのですが、「冷凍することが前提なので、決して品質がよく弱いものを使用しているのでは」「他の調理で余ったものばかりを使っているのではないか」といった疑念は、常に持たれていました。
最も、食材は輸入によって賄われている部分も数多く、その点への不安は多くの人が抱いています。
実に、2000年代に入り、中国から輸入した冷凍ほうれん草から残留農薬が検出されたり、冷凍餃子から有害もの質が検出され、被害者が出たりするなど、ショッキングな事件もありました。
但し、これらの例外的な問題を除けば、冷凍食品という技術は安全面、衛生面は一向に問題がなく、それはロジカルな観点からも保証されています。
重要なのは、その技術を使う人達、関する人達のモラルということです。