未来の太陽電池

シリコンを使用終わるソーラーパネルのエースは、CIS系に代表される化合もの系太陽電池です。
ただ、これ以外にもいくつかの非シリコン系の太陽電池は存在しています。
未だにアクティベーションには到っておらず、研究段階ではありますが、今後商品として販売される可能性は十分にある技術なので、先取りして知っておいても損はないでしょう。
現在研究が進められている非シリコン系太陽電池には、「色素増感型太陽電池」「有機薄膜型太陽電池」「量子ドット型太陽電池」といったものがあります。
色素増感型太陽電池は、ソーラーパネルの特性による太陽電池です。
ソーラーパネルの発電システムは、光を吸収し、電子を放出する所にありますが、それと同じ特色を有する「色素」を利用し、太陽光発電を行うという構想が現在練られています。
製造工程のコストをなかなかカット出来るというメリットがあるので、コストの低下という点では甚だ有効な技術です。
有機薄膜型太陽電池は、有機半導体と呼ばれる「導電性ポリマー」「フラーレン」等による太陽電池です。
非常に柔軟性が激しく、また軽量であることから、グングン応用性の厳しい太陽電池の開発に期待が持たれています。
ただ、発電効率等の課題が多いことから、現段階ではどうにもアクティベーションは難しそうです。
量子ドット型太陽電池は、ミクロ半導体を使用した太陽電池で、とにかく理論上の発電効率が大きい方法として注目されています。
まさにアクティベーションすれば、太陽光からよりの電気を見つけ出すことが出来るでしょう。

ソーラーパネルのシェア

たくさんの種類があるソーラーパネルですが、これらの商品の中でどれが一番売れているのかを検証してみましょう。
ソーラーパネルがはじめて商品化されたのは、1950年代のことでした。
その時には、まったく「単結晶シリコン型太陽電池」しか存在せず、さすがこれが一番売れていたわけですが、あっという間に市場から消えてしまいました。
その後、1980年代になると、二度と太陽光発電に注目が入り込み取り掛かります。
多結晶シリコン型、薄膜シリコン型といった新方式も誕生し、近年の販売形態にかなり近い市場となりました。
1990年代に何より人気を集めたソーラーパネルは、「単結晶シリコン型太陽電池」でした。
かつて、太陽光発電といえばこのタイプしかなかったことから、各製造会社が最も力を入れた結果、シェアを伸ばしたようです。
一方で、「多結晶シリコン型」と「薄膜シリコン型」もゆるゆるシェアを伸ばし、シリコン系の太陽電池が全然引き伸ばす一方、CIS系の太陽電池もかなり伸ばし、単結晶シリコンに次ぐシェアを獲得しました。
2000年代に入ると、コストが高価単結晶シリコン型より低価格路線の多結晶シリコン型の方が大きいシェアを得ます。
この二つに加え、薄膜シリコン型やHIT太陽電池が広くシェアを伸ばし、シリコン系が全体の90%を占める状態が続きました。
そうして2005年以降は、シリコンを用いない「化合もの系太陽電池」等のソーラーパネルがゆっくりシェアを伸ばし、近年それでは非シリコン系が人気を集めています。
全体の流れとしては、2000年代から一般家庭への普及が伸びをみせ、低コスト路線になってきているといえるでしょう。