実際に使ってみよう

エコキュートの設置工事は、最初に基礎の構築が行われます。
基礎の構築とは、タンクを置くための場所の土台作りです。
基礎はコンクリートで仕立てるため、集まるまでに時間がかかります。
大体3日くらいをみておけば良いでしょう。
それが終われば、後はトントン拍子で進みます。
基本的には、ノーマルなエコキュートの設置工事は1日くらいで終わります。
電気工事も含め、8時間くらいあれば出来るについてが多いようです。
しかし、これはあくまでも目安で、設置する環境や以前使っていた給湯器によっては、より時間が繋がる可能性もあります。
とはいえ、大抵の場合は基礎から含めて4日あれば出来上がりとなります。
エコキュートが設置されたら、ぱっぱと使ってみましょう。
使用方法はそんなに難しくありません。
オートか手動かによってハードルはある程度変わりますが、オートの場合はボタンひとつで操作終了となります。
基本的に、エコキュートは初期設定の段階で「おまかせモード」等の一番使い勝手が良いモードになっています。
この場合は、お湯の量などを過去の使用量から割り出し、その家庭によって最適の量を沸き掲げるため、自分で何かと調整する必要はありません。
便利な時代になったものだな、と実感する瞬間と言えるかもしれません。
フルオートやセミオートの場合はある程度お任せで問題ありませんが、たとえば家族の誰かが旅行や出張などでちょっと家を空ける場合などは工夫が必要です。
その時は、お湯の量を手動で調整しましょう。
単独分少なくすればOKです。
家族旅行などで全員が家を空ける場合は、休止モードとしておきましょう。
 

冬や保温の注意点

結構便利なエコキュートですが、あまりにも自動的になんでもできるため、自分達ではおそらく何もしないで素晴らしいという感覚になってしまう。
但し、実際にはそういったわけにはいきません。
エコキュートは確かに際立つシステムですが、使い方を誤ると最適なパフォーマンスを発揮できなかったり、問題が発生したりします。
そうならないよう、あらかじめ利用にあたっての注意事項を覚えておきましょう。
まるで注意すべき点は、季節です。
日本に住んでいる限りどこであっても四季があり、その時期によって気温が変化します。
さすが冬になれば寒くなり、そうなると沸き増しする機会が増えてしまう。
というのも、エコキュートの場合、90℃くらいまで沸き上げたお湯を、正に利用する際に水を混ぜて温度を下げています。
そのため、水のクール冬場には必然的にお湯の比率が高くなります。
たとえば、42℃のお湯を沸かすとします。
この場合、90℃のお湯を42℃にするためには、相応の水が必要です。
水温が25℃の場合は、かなりの量の水を混ぜないと42℃まで下がりません。
従って、お湯と水の割合でいうとお湯が少なくなります。
それに対し、水温が10℃の場合は短い水量も全体の温度は下がります。
結果、よりのお湯が必要になるというわけです。
エコキュートはこのようなシステムのため、冬場にはお湯が多めに必要となります。
従って、冬場のお湯の量は、夏よりなかなか多めにみておかなければなりません。
 

保温にも注意が必要

全自動や半自動のエコキュートを利用する上で、保温機能は非常に便利です。
保温することで、ぬるく変わること無くお湯の温度を一定に保てるため、いつでも理想の温度のお湯でお風呂に浸かれます。
寒い日などは、単に体の芯まで温まりたいのに、お湯がぬるくなっていたりすれば風邪を退く原因にもなりかねません。
そういう意味でも、エコキュートは非常に有用なシステムと言えます。
ただ、この保温機能には、一つ特徴があります。
保温を長く行うと、エコキュートによって使用出来るお湯の量が減ってしまうのです。
保温機能のシステムは、タンク内に沸き上げたお湯を浴槽内の冷めたお湯と交換し、熱を保つという方式が採用されています。
従って、タンク内のお湯は保温することによって冷めてしまう。
タンク内のお湯は90℃くらいあり、それを蛇口で押し流す際に水と混ぜて適温としているのですが、そのお湯の温度が下がると、さすが使用すべきお湯の量が増えます。
90℃のお湯を42℃にするのと、70℃のお湯を42℃にするのとでは、水の量はかなり変わってきますね。
無論、70℃の方を42℃にするほうが水は少なくて済みます。
そうなると、同量の42℃のお湯を組み立てるには、その分お湯が多めにいります。
結果的に、使用出来るお湯の量が制限されることになるのです。
尚、ここで一つ確認ですが、タンク内のお湯と浴槽内のお湯が混じるということはありません。
あくまで熱のみの交換ですから、タンク内に浴槽のお湯が加わることは無く、汚れも入り込まないので、その点は心配ありません。