エコキュートの課題とは

エコという観点でいうと、これ以上乏しいというくらいにメリット尽くしのエコキュートですが、全てがお得というわけではありません。
それはどういう技術にも呼べることで、一長一短、つまりメリットがあればテーマ、注意点というものもことごとく存在します。
重要なのは、その注意点がどの程度の負荷となるのかということです。
エコキュートの注意点は、非常に大きな機械を用いる技術という点です。
これによってスペースをさんざっぱら奪い取り、ある程度の音量の低周波音が鳴り、機械価格も高くなります。
また、空気熱を利用するという特性上、時間帯や季節によって光熱費が大きく変わってくるということもあります。
再び、大規模なシステムユニットなので、たとえば故障した場合などは相応のコストが修理に必要となります。
これらの注意点は、技術開発の中途段階においてはどういう分野も起こり得るものです。
簡単に言えば、技術が形となった段階では目的が最優先達するので、利用者の要望に応ずる段階ではないということです。
エコキュートの場合、エコが目的のためこの点が一層優先されており、今後利用者がコスト面や大きさなどに注文をつければ、改善されて行くことになります。
エコキュートというシステムは、空気中の二酸化炭素をどんなに迅速に、短いエネルギーで目標の熱になるまで圧縮できるかということが鍵を握ります。
この点を改良して出向くことによって、グングンコンパクトに、再び安価で提供されて行くシステムになることは間違いありません。
そのためには、よりの人がエコキュートを利用して行くことが重要となります。
 

エコキュートの環境への影響

エコキュートのメリットを掘り下げていくと、このシステムがエコに対して非常に大きな意味を持つことがもっとわかります。
エコキュート最大のメリットであり、存在価値とも言えるのは、環境に対して非常にきめ細かいという点です。
二酸化炭素を利用することで、フロンガスによるオゾン層破壊を切り落とし、地球に対しての害悪を除去するというエコの観点での利点は、エコキュートの中心的な意義と言えます。
では、正にどれくらいの規模のメリットが生まれるのでしょう。
予め、給湯は一般家庭においてたくさんのエネルギーを使用する行為であるということは、本当はそれほど知られていません。
一般家庭におけるエネルギー消費量で何より多いのは、家電製品や照明に使用する電気です。
ただ、それと同じくらい給湯にもエネルギーを使用しています。
暖房に関しては、これらより遥かに短いというデータが出ています。
というのも、家電製品や冷暖房に関しては、近年の機器の技術発達もあり、はなはだエネルギー消費が抑えられているからです。
トップランナー方式が導入されたことで、その流れは一層加速しています。
一方給湯に関しては、お風呂や料理をはじめとする様々な用途によって利用されているもののきちんと消費の抑制が進んでおらず、結果的にエネルギー消費が多くなっているのです。
この点はエコの観点において相当指摘されていましたが、エコキュートはそれに対する明確な回答となっています。
従来の給湯器と比較し、単純にフロンを利用せず二酸化炭素を利用するというだけでなく、給湯器使用による二酸化炭素の排出量も、50%の削減に成功しています。
エコキュートは二酸化炭素の排出量減少により、温暖化を防ぐ役割も担っているのです。
 

エコキュートのランニングコスト

エコキュートのメリットの中で、特に消費者にとって魅力的に見えるであろうランニングコストの削減。
この点についても検証してみましょう。
エコキュートのランニングコストに関してみて行く場合は、一般家庭のありとあらゆるエネルギー消費と共に比較する必要があります。
つまり、エコキュートを導入していない家庭と導入している家庭において、給湯に扱うコストのみではなく、全てのコストを比較し、どれだけ節約できるかを見なければ意味がありません。
あくまで、生活の中でのランニング省エネルギーが重要なのですから、給湯でコストを削減できても、ほかにしわ寄せが来て、結果的に生活費に変動がないようでは意味がありません。
基本的に、エコキュートを導入する場合は、オール電化又はそれにほど近い形のシステムとなります。
エコキュートを使うということによりガスは必要なくなりますから、電気に一元化されるのは当然の流れです。
従って、ガス代の基本料金がなくなります。
一般家庭において、ガス基本料金は全体の5~8%程度となることが多く、その分が単に浮くのです。
但し、電気代の基本料金は若干上がります。
でもトータルで見るとお得ですね。
その上で、給湯に使用するランニングコストですが、通常家庭では全体の30%ほどを占めるこのコストが、エコキュートを使用すると10%未満、大体4分の1くらいに抑えられます。
その結果、トータルで見ると30%ほどのランニング省エネルギーが期待できます。
イニシャルコストを考慮した上で、エコキュートの導入を検討してみると良いでしょう。